宮沢賢治の理念とシュタイナー教育を実践する自主学校
シュタイナー幼稚園
「おひさま園」
おひさま園は、シュタイナー幼児教育を実践する幼稚園です。
おひさま園では、子どもを神様からのおくりものとして愛とまごころをもって見守り、導いていくシュタイナー教育を手がかりに、子どもの成長にそった保育をしています。
0才~7才までの子どもにとって最も大切なことは、子どもが自分の人生を歩んでいくための土台となる健やかなからだをつくること。
そして周りの世界を豊かに感じる感性、感謝の心、生きる意志の力を育てることです。
おひさま園では、異年齢の子どもがいっしょに過ごす家庭の延長のようなあたたかい環境の中、子どもたちが健康で心豊かに成長していくことができるよう親の皆さんと協力し、保育の場を作っています。
「おひさま園」が
大切にしていること
子どもの力が内から育まれるために
リズムと繰り返し
シュタイナー教育では、リズムをとても大切にしています。一年のリズム、一週間のリズム、毎日のリズムの繰り返しが子どもの安心感につながります。
おひさま園では、創造力を発揮し思い切り遊ぶ「動の時間」、みんなで集まって手遊びやわらべうたをしたり、静かにおはなしを聞いたりする「静の時間」が交互にあるゆったりとした繰り返しのリズムある生活を行い、子どもたちの心が落ち着き、安心できる環境をつくっています。
美しさ、静けさに満ちた環境
子どもはこの世にあるものをそっくりそのまま信じ、全身で草、花、虫、土、風、光、騒音など身の回りの全てを受け取ります。そして、無意識のうちに、身近な大人の声、ことば、仕草、行動、さらには心の中で感じていることまでもうつし取ります。ですからまわりの大人は、行いのみならず心のあり方も、良き手本となるよう心を配ります。
また、園の環境も、美しさ、静けさに満ちたものとなるよう、十分配慮し、不必要な刺激から守られる空間を作っています。
家庭の延長のようなあたたかい雰囲気
幼児期の子どもにとっての社会は家庭です。おひさま園では、ひとつの家庭のように異年齢の子どもが一緒にすごします。小さい子は助けてもらい大きい子の優しさをしります。大きい子は小さい子を助ける喜びを感じ、子どもたちは、社会性を自然と身に着けていきます。
自由遊び
子どもの遊びは生活そのものです。おひさま園では、子どもの中から生み出される遊びを大切にしています。
遊びに使うものはどんぐり、毛糸、木切れなど自然のものばかり。使い方が決まったおもちゃではなく、何にでもなるもので遊ぶことで子どもたちの創造力で発想豊かな遊びが広がります。
自然とのふれあい
毎日近くの神社や川へお散歩に出かけ、週に一回、園外保育で、スポーツ公園の森や虹ケ浜の海に行きます。
外では、体を十分に動かすだけではなく、目にした花や虫とふれあい、石、土、水といったすべての自然を遊びの中に取り入れます。
雨の日も雨カッパを着てお散歩をし、雨音、雨つぶを五感で感じながら楽しみます。
誕生日のお祝い
誕生日は子どもにとって特別な日です。おひさま園では、子ども一人一人の誕生日を大切にし、お父さん、お母さんも一緒にお祝いをします。教師からはその子どものために作った小さなプレゼントが贈られ、お祝いの食事の後、お母さんが作ったおやつをいただきます。
おはなしの時間
ことば遊び、昔話などを絵本を見せて語るのではなく、教師が直接子どもに語りかけます。同じ話を数週間繰り返し聞くことで、お話の中にある人間の知恵や人として大切なあり方を感じ取ります。また、頭のなかで自由にイメージを描き、想像力を使って、お話の世界に遊ぶことができます。
素朴で優しい給食
給食は地元でとれる季節の野菜やお米、米粉などを材料に、手作りをした素朴なものばかりです。食べ物をくださる「大地」と「おひさま」に感謝をした後、いただきます。
身体表現・芸術活動
毎日朝の集まりで「ライゲン」と呼ばれる身体表現活動を行います。「ライゲン」では、季節の行事や人間の仕事、自然の描写や動物の動きなどを身体で 表現します。
また、週一回、「にじみ絵」を行います。水で濡らした紙の上に、赤、黄、青の三色の絵の具を使って水彩をしていきます。混ざり方次第で驚くほどの無限の色が子どもの前に現れ、生き生きと輝いて、子どもたちの心にひびき、感性や想像力を刺激します。
「おひさま園」ご案内
開園時間
月~金曜日 9:00~14:30
夏休み、冬休み、春休みがあります。
それぞれ2週間くらいです。
※2024年度夏休み:8月7日~20日
他に行事や教師研修のためお休みになることがあります。
早朝保育
8:30~9:00
延長保育
14:30~17:30
※1時間200円です。
保育料
入園金 30,000円
施設費 5,000円/年
(水道光熱費、冷暖房費)
保育料 37,000円/月(3才以上)
給食費 1食300円
※認定外保育施設として認定されていますので、保育認定2号を受けた場合には(子どもの年齢が3歳以上で、保育を必要とする事由がある)、「幼児教育・保育の無償化」制度が適応され、保育料が無料となります。詳しくはご相談ください。
※園児の父母は、子どもの在園中「NPO光けんじのがっこう」の会員となります。会員申し込みに関しては、こちらをご覧ください。
一日の流れ・一週間の流れ
おひさま園では、毎日変わらない生活リズムを大切にしています。
9:00 登園、自由遊び
10:30 片づけ、朝の集まり、ライゲン
11:00 外遊び
12:00 おはなし、昼食
13:30 お昼寝
14:30 降園
火曜日:園外保育
(光市スポーツ公園の森、虹ケ浜など)
水曜日:にじみ絵
行事
おひさま園では、季節の行事を大切にしています。保護者とともに、季節にあったおいしいごちそうを食べてお祝いします。
4月 入園式
7月 七夕、川遊び
9月 お月見
11月 収穫感謝祭
12月 クリスマス
2月 節分
3月 ひなまつり、卒園式